法務省旧本館

千代田区

霞ヶ関官庁街の一角、皇居桜田門の門前にそびえる重厚な趣きのドイツ・ネオバロック様式の赤煉瓦建築物。住所「千代田区霞が関1丁目1番地」、日本の司法機関の大元を司る法務省の旧本館である。明治28(1895)年に旧司法省庁舎として建てられたもので、戦災で大部分損傷したものの修復され現在も使われている。

ここで毎年5月に行われていた「赤れんがまつり」を訪れた事がある。普段中に入れない法務省の敷地内に入れる数少ないチャンスでもあり、2008年の訪問時には当時開始前だった「裁判員制度」のアピールに熱心で制度にまつわる大量のDVDを無料配布していたり、ご当地キャラの着ぐるみがそこら中を徘徊して回っていたり、川越少年刑務所の居室を実物大再現したジオラマや刑務所の食事試食コーナー、東京入国管理局の護送車試乗体験会、さらには人数限定の「検察庁証拠品見学ツアー」も開催されていたのだ。この見学ツアー、実際にあった事件の被害者の所持品や血液が付着した衣服がそのまま見られたりして相当生々しい体験だった。

そんな「赤れんがまつり」、残念ながら近年は開催しておらず、現在は10月初旬開催の「法の日フェスタ」で一般開放されているのみである。

千代田区 桜田門

千代田区 桜田門

千代田区 桜田門

千代田区 桜田門

千代田区 桜田門

タイトルとURLをコピーしました