松代大本営跡

長野市

第二次大戦末期、本土決戦に備えて長野県松代において極秘裏に建設が進められた「松代大本営」には三つの地下壕が残されており、見学が可能なのはそのうちの一つ「象山地下壕」のみである。そこから南に1キロ離れた舞鶴山の南の麓にある地下壕は現在、気象庁の地震観測所として使われている。地震大国日本において世界屈指の地震観測施設になっている場所で、地下壕に近い場所にある三つのコンクリート建造物もまた精密地震観測室として使われているが、ここは天皇・皇后御座所、さらに宮内庁関係施設として建設されたもので、首都東京が陥落した後、最後に日本の国体を維持する為のあらゆる機能を移転させる予定であった。外部からでは単なるコンクリート家屋にしか見えないが、天井は爆撃に耐えられるようにと1メートルもの分厚いコンクリートが使われている。

長野市 松代

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