馬淵生活館

大阪市浪速区

物件情報

大阪のスラム街としての系譜を刻み続けてきた旧長町から釜ヶ崎までの一帯。JR新今宮駅北側に「馬淵生活館」という大阪市営の住宅施設が存在していた。昭和32(1957)年に浪速区馬渕町のスラム住宅地で発生した火災で焼け出された住民の為に昭和37(1962)年に建設された。五階建ての古ぼけた住宅が二棟、保育所も併設されていて、内部はトイレと炊事場が共同、六畳一間という間取りで居住環境としてはシェルターに毛が生えた程度のものだったようだ。ここは市営住宅ではなく一時宿泊施設としての位置づけにあったが、2010年3月末日に閉鎖されるまで住民が暮らし続けていた。2017年4月時点で建物はまだ解体されずに残ったままである。

物件写真:和製ウォーキング・デッドのロケが捗りそうな佇まい

大阪スラム街の系譜

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