川越・喜多院裏の遊郭跡

川越市

桜の名所としても有名な川越の喜多院から真裏の住宅地へ入ると、そこは遊郭跡。艶かしい外観を持つ建物がまだ数軒程形を留めており、明らかにそれっぽい佇まいなのだが、埼玉県は表向き「廃娼県」だったので、これらの建物は「乙種料理店」という名目で営業していた。戦後の赤線時代まで20軒程度の乙種料理店が現役だったようだが、売防法施行でかつての妓楼は旅館などに転業している。現在「和洋御食事処 栄」となっている建物は川越市の都市景観重要建築物にも指定されている。中に入ってお食事できたりするので当時の趣きを味わいたい方はどうぞ。

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