晴海通りの築地と勝どきの間、隅田川に架かる勝鬨橋。昭和15(1940)年完成。それ以前にあった「勝鬨の渡し」が地名の由来で、日露戦争戦勝記念で「勝鬨」の名称が使われた渡し船が設けられた事から始まる。
勝鬨橋は日本人の技術だけで作られ「東洋一の可動橋」と呼ばれていたそうで、昭和40年代までは船の通行に合わせて橋が開閉されていたが、現在は動いておらず、橋を駆動する電源も切られている。橋の中央部に信号機や開閉装置など特徴的な構造をしているうえ、橋の上から眺める隅田川の景色は東京のベイエリアでも指折りの名所である。橋のたもとには「かちどき橋の資料館」があり、勝鬨橋の構造やその歴史について知ることができる。