一本檜稲荷神社

中野区

中央線の電車で中野-高円寺間を走行中に車窓から見える不思議な光景、一本の桧がバラック風の祠からデーンと突き抜けて立っている姿が気になってしょうがなかったので見に行くと、そこは一本桧稲荷神社という名前の小さなお稲荷さんだった。老朽化のあまり、灯籠が傾いたりしていて見た目にもかなり異様である。この神社の由来は江戸時代に現在の中野駅周辺にあった、生類憐れみの令で有名な徳川綱吉の犬屋敷「お囲い」だったこの土地に立っていた一本の桧の木である。そして「囲町」という旧町名の由来もこの「お囲い」から来ている。小さな神社の周りはコインパーキングになっていて、線路側からも祠がよく見える。

中野区 中野

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