ふれあい港館

大阪市住之江区

大阪南港のハコモノ乱開発(テクノポート大阪計画)の一環で1995年に総工費59億円を掛けて建設された「ふれあい港館ワインミュージアム」。ひどく奇抜な外観の建物でコスモタワーの上から見るとまるっきり正三角形だ。ここも大阪市の外郭団体が運営していたが開業以来赤字続きで2008年3月をもって閉鎖されている。

ワインミュージアムだけあってエントランスの斜面にぶどうが栽培されていて、毎年恒例の「ぶどう収穫祭」が行われていたという。内部はワインにまつわる展示室があったが、ガラガラで誰もいませんでした。約1億円を掛けて集められた収蔵品の中には世界の高級ワインが惜しげも無く買い漁られ、飲まれる事もなく一部は公開すらされず放置されたままの死蔵品も多かったという。結局施設閉鎖後に収蔵品の数々はヤフオクの官公庁オークションで売り捌く羽目になった。

2011年に大阪市は土地建物を売却、現在は「大阪エンタテインメントデザイン専門学校」になり2014年4月開学。ようやく第二の人生を送る事になるようです。

住之江区 南港

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