ダイエー碑文谷店

目黒区

高級車ディーラーばかりが立ち並ぶセレブゾーン、目黒区碑文谷の目黒通り沿いにあるダイエーの旗艦店舗「ダイエー碑文谷店」。周囲は芸能人集住地域でもある何かとトレンディな街なので客層はそこらのダイエーとは打って変わってセレブが多く「日本で一番芸能人を見かけるスーパー」とも言われているそうだ。

それ以上にこのダイエー碑文谷店の特徴なのが、この無駄に巨大過ぎる建物。昭和50(1975)年の建設当初、元は「昭和の買収王」の異名を持ち全国各地に巨大ボウリング場の廃墟を作り上げた事で知られる実業家・横井英樹の経営するボウリング場「トーヨーボール」としてオープンする予定だったものが、ボウリングブームの終焉によってダイエーに賃借され、大型スーパーとして使われる事になった。当のトーヨーボールは既に昭和43(1968)年の時点で大田区池上に巨大ボウリング場「トーヨーボール池上」を建設している。

しかし2016年5月5日をもってダイエー碑文谷店は営業を終了。大規模リニューアルに備えて長期休業をし、他のダイエーと同じくその看板を下ろし「イオンスタイルストア」として再開業する見込みだとか。大阪・千林が発祥で庶民のスーパーとして位置付けられているダイエーの中でも、ここだけは別格で特別なダイエーだった訳で、同店舗を利用していた目黒区住みのセレブ一同、閉店を惜しむ声が広がっている。

目黒区 学芸大学

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