阿佐ヶ谷ゴールド街

杉並区

物件情報

JR阿佐ケ谷駅の東側、中央線のガード下に連なるレトロな佇まいの商店街「阿佐ヶ谷ゴールド街」があった。阿佐ケ谷駅周辺が高架化された昭和42(1967)年に開業し40年以上の歴史を誇るが、JR東日本が老朽化を理由に大規模改装の計画を立て入居する商店に立ち退きを求めたため次々と店が撤退、早くも二階部分はガラ空き状態になってしまい異様な姿を見せていた。一部の店舗は高円寺駅方面のガード下に設けられた「ゴールドストリート」に移転営業している。

立ち退きに応じない一部の商店を相手にJR側が立ち退き裁判を起こし泥沼化、杉並区という土地柄だけにプロ市民も駆けつけて反対運動が起きていたが、老舗洋食屋「クロンボ」も撤退(その後高円寺ガード下に移転再開)。しかし2014年に入ってもワインバー「菜環亭」とカワカミ靴店などごく一部の店舗が営業を続けていた。

2015年6月末、残る全店舗が立ち退き完了し、ゴールド街は閉鎖・解体されてしまった。その後に生まれた商業施設「ビーンズてくて」はイカニモ上京したてで阿佐ヶ谷に住み着くのが好きそうな30代独身女性に媚を売りまくったようなシャレオツな店舗構成ですっかり様変わり。スタバまで出来てしまってましたよ…

物件写真

阿佐ヶ谷駅前が昭和の野暮ったさを残していた頃のランドマーク
Goldのロゴが渋すぎる
通行人の9割は雨宿りついでに素通りするだけ
二階の飲食店街は立ち退きが終わるまで長期間もぬけの殻だった
「クロンボ」が許されたのも昭和の時代のお話
2013年頃から本格的にテナントが立ち退き始める
2016年初旬、ゴールド街逝去の様子
がっつり解体され更地へ

旬を過ぎたオンナが住み着く街阿佐ヶ谷

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